猫と戯れていると「はむっ」と噛んでくることがあります。
2020年11月現在、生後3か月の猫ちゃんと暮らしていますが、甘噛みが多く時々本気で噛んでくることもあり、ちょっと困っていたりします。さらに猫キックも加わるとさらに過激になり、痛くて可愛がるどころではなくなります。
とても痛い甘噛みですが、力の加減や頻度をしつけることができるのでしょうか。
実際に甘噛み中の猫から甘噛みの理由を探っていきます。甘噛み中のキックにも理由があるのか、きちんとしつけができるようにしたいですね。
猫が甘噛みをする理由とは?
猫の甘噛みですが、はむはむと穏やかにされている時は可愛らしくていいのですが、だんだんと興奮してくると痛くなってきます。
遊んでいるのか、嫌がっているのか微妙な反応で、どのように対応するのがいいのかわからないですよね。
実は猫は様々な状況で噛むことがあり、甘えていたり猫の本能的な場合など、状況によって理由が変わってきます。
では、どのような状況で甘噛みや噛むことがあるのかご紹介していきます。
・愛情表現
猫は愛情表現として甘噛みをします。というか、ほとんどの場合がそうだと思うのですが、手加減をできない猫がいるのも事実です。
猫は子猫のころ、親猫や兄妹猫と一緒に過ごして社会勉強します。その時、甘える行動の一環として甘噛みをするのですが、あまりも早い時期に一人になると甘噛みの加減ができなくなることがあります。
現在同居人として飼っている猫なのですが、甘噛みが強烈で歯形がくっきりつくほどです。生後一か月ほどで譲り受けた為に手加減を知らなためだと思われますが、しつけをキチンとして優しい甘噛みができるようになってほしいものです。
因みに甘噛みされているのは主人だったりします(*’ω’*)
・猫としての本能
猫は本来狩猟本能がある動物で、飼い主の寝ている場所にいネズミを狩ってきた来たというエピソードなどを聞いたことがあると思います。
家猫で飼っている場合は、狩猟本能を満たすことができずに、甘噛みへとその本能を発揮する場合があります。
このような本能を甘噛みとして発散させてると、手が傷だらけになり最悪ケガをする場合もありますので、注意が必要になります。
・歯がもやもやする
猫は生後5か月前後で歯が生え変わります。
人間でもそうですが、歯の生え変わりの時ってすごく気になりますよね。その気になるもやもやをかむことで解消しているのです。
もちろん甘えている時の甘噛みとはちがい、押し付けてくるように噛みますので痛いです。
噛むことを習慣にさせないように、子時はしっかりとしつけることが大切です。
・発情期
オスは発情期にネックグリップという特有の行動をとります。
この行動は、相手のメス猫以外にも飼い主にも取ることがあります。猫の生存本能からくる行動なのでどうしようもないのですが、過剰な反応を見せることなくそっとしておくことが大事です。
発情期にはマーキングなどの行為も多くなってきますので、去勢して落ち着かせるという選択肢もあります。
いずれにせよ、発情期の甘噛みはしっかりと対策をとった方がいいですよ。
猫の甘噛みキックとは?
猫の甘噛みですが、興奮するとキックも出してくることがあります。
これは狩猟本能の一種で、獲物を噛みながら足で弱らせる行動だと言われています。
実際に甘噛みされている時にキックをされると、甘噛みの痛さも相まって結構大変なことになります。
これは習慣にしてしまうと後々後悔することになりますので、甘噛みのしつけからしっかりとする必要があります。
対策としてですが、興奮するようなスキンシップを控えめにして、猫がストレス解消になるような遊びをしてあげるのが良いと思います。猫が一人で遊べるおもちゃを用意するのも効果的です。
それでも甘噛みからキックをするのであれば、少し距離をとり関心がないことを伝えるのも効果的だと思います。
猫の甘噛みをやめさせる方法とは?
猫の甘噛みですが、甘えだったり本能だったりと理由はいろいろあります。
あまり甘噛みが過ぎると飼い主がけがをする事もありますので、きちんとしたしつけが必要となります。
そこで、どのようなしつけが効果的なのかご紹介していきます。
・甘噛みをされたら声で伝える
本来であれば猫は親猫や兄弟猫達から社会常識を学んでいくのですが、あまりにも小さいころに一人となった猫は加減をできないことがあります。
このような時には、飼い主がしっかりしつけなければなりませんが、簡単な方法として声に出して伝える方法があります。
猫は意外にも人の声に敏感で、大きな声にしっかりと反応しますので、甘噛みをされた際に大きな声でダメと伝えるのです。
きちんと伝わると、猫は甘噛みをやめて甘噛みをしたところを優しくなめってきたりします。
すぐに甘噛みが収まることはありませんが、根気よく言葉でつたていく事が肝心なのです。
・スキンシップを増やす
甘噛みは猫の甘え行動ですので、猫と一緒に過ごす時間を増やしてストレス発散させる事も効果的です。
猫の本能をくすぐるようなおもちゃでストレスを発散させたり、一人でも楽しめるおもちゃを与えたりするなど猫の狩猟本能を刺激することが重要です。
猫の本能を刺激して甘噛みをしつけていくことは効果があると思いますよ。
猫の甘噛みごろごろは甘え?
猫の甘噛みでも特に甘えているのが「ごろごろ」が出たときです。
「ごろごろ」は猫を撫でている時にのどをごろごろと鳴らすことがあり、リラックスして甘えていることを表しています。
甘噛み時に「ごろごろ」が出るという事は、本能からくる行為ではありませので、噛む力は弱く表情も柔らくなります。
このような時は優しく猫を見守ってあげましょう。
柔らかな表情とリラックスできる「ごろごろ」は飼い主も安らげますよ(*’ω’*)
まとめ、猫の甘噛み意味とは結局は本能?
猫の甘噛みについて見てきましたが、結局のところ猫の本能に基づく行動ではないかと思われます。
甘えからくる甘噛みもありますが、狩猟本能からくる甘噛みの方が強く出ていると思いますし、何よりも甘噛みから本気の行動に出ることも多々あります。
手を幾度も噛まれて傷だらけになり、さらにキックでダメージを与えてくる猫・・・狩猟本能を十分に発揮しています。
甘えている時の甘噛みはとても可愛いのですが・・・
猫の甘噛みは本能からくる行為だと思われますので、あまりにも過激な場合はしっかりとしつけをしましょう。