猫は寝る時に電気をつけたままでも大丈夫なの?明るくても暗くても運動会は開催されます。

猫を飼っているとどうしようか悩むのが、夜の電気問題です。

人間であれば、夜寝る時に電気を消して寝ますよね。

でも、猫は夜でも活発に行動することが多々あり、水分補給やトイレ、さらには「夜の運動会」の開催など激しく動きます。

これだけ動くのであれば、見えるように電気をつけておいた方が良いのではと思うのではないでしょうか。

私も猫を飼っていますので、夜は電気を調整してうっすらつけているのですが、猫にとって本当にいいことなのかちょっと疑問だったりします。

猫も夜は真っ暗にしていた方がぐっすり眠ることができるのか、はたまた電気をつけていないと見えなくて危ないのか、じっくりと探っていきます。

猫が寝る時に電気は必要?

寝る時に電気をどのように設定するか悩みますよね。

猫が夜に行動するときに真っ暗だったら見えなくて危ないし、行ったはいいけどベッドに戻ってこれなくなるかもしれません。

心配ですよね。

でも、安心してください。

実は暗くても猫は微細な光を頼りに行動できるのです!

とはいえ、猫の視力は0.3以下と言われていて、人間であればメガネやコンタクトレンズが必須となるような視力になります。これは、遠くのものを視認することが困難で近くに接近しないとはっきりと見ることができません。スマホや本などであればどうにか見ることができる距離ですので、かなり目が悪いと言えますよね。

しかし、猫は視力が弱い代わりに微細な光を取り入れることができる目の構造になっているそうで、わずかな光がさしていれば夜でも難なく行動できるそうです。

窓から射す月の光でも暗闇の中が見えるとの事ですので、月明かりがある日であれば部屋の中を真っ暗にしても大丈夫という事になります。

出来れば暗くして寝たい飼い主さんもいらっしゃると思いますが、猫は暗闇でもわずかな光があれば視認する事ができますので電気を消しても大丈夫ですよ。

ただし、本当に何も見えない真の暗闇ではさすがの猫も見えなくなるそうですので、外からの光やちょっとした光源は確保しておきましょう。

と、猫は見えるといってもやっぱり電気を付けたくなるんですよね。

猫は暗くても目が見えるのは何故?

猫は暗闇の中でも見えるとの事ですが、実際の視力は弱くどのようにして暗闇で見えているのか気になります。

実は猫の目は人間とは一線を画している構造になっていて、その秘密が暗闇でも見える目になっているのです。

愛猫の秘密ですので、ここでは猫の目についてご紹介していきますね。

・猫の目がピカー!

猫の目が暗い所で光って見えることがありますよね。これはタペタム層と呼ばれる猫にある網膜の裏もある細胞層の事です。

タペタム層は光を反射する反射板のような機能があり、網膜で吸収できなかった光をタペタム層で反射して網膜にから視神経に伝えることで暗闇でも見ることができるのです。

そのタペタム層での光の反射で猫の目が光って見えるのですが、その分カメラなどのフラッシュは過敏に反応し目を傷める可能性があります。

他の動物でもそうなのですが、カメラで撮る際にはフラッシュをたかないようにしましょう。

視力が弱くても暗闇で見えるのはタペタム層が猫にあるからなのです。

・目がくりっくり

猫の目はとても大きくて可愛いですよね。

実は単に大きなだけではなく、そこには大きな秘密も隠されているのです。

実際に猫の目をみてみると、顔に対して結構大きいことが分かると思います。

くりっくりです(*^^*)

猫の目が大きい事には理由があり、目が大きいことで瞳孔も大きく光の調整を人間よりも機微にできるのです。

瞳孔が大きいことで多くの光を取り入れることができ、光の量で瞳孔を調節しているのです。瞳のまん丸が大きくなったり小さくなったりして光の量を調節しているそうです。

目が大きいので、一度に取り入れる光の量も多くなり、暗い所でも見ることができるという事なのです。

テトも部屋の端っこの薄暗い所で目をきらめかせて私を狙ている時がありますが、その時目が光っているのは確実にとらえるためではなく、光の量を調節していたんですね(-_-;)

猫が電気を嫌がる事もある?

猫が暗い所で活動するのに心配だからといって電気をつけている場合、状況によって猫が不快に感じることがあります。

電気といっても様々なものがありますよね。今では多くの方が使用してるLEDなどふんわりして静かな光はそうでもないのですが、蛍光灯はちょっと注意です。そもそも、蛍光灯は高速で点滅して光っているように見えますので、その連続した光の点滅に猫が不快感を感じることがあるのです。

蛍光灯は劣化してくると光の点滅が乱れてチカチカしてきますし、独特の音もあります。

猫は神経質な面をもっていますので、普段は何ともない猫が、蛍光灯を点けると逃げるのであれば蛍光灯に問題がある可能性があります。そのような場合はLEDに交換する対策をとった方が良いと思いますよ。

また、電気を煌々と点けて寝てしまうとホルモンバランスの乱れをきたす場合もありますので、猫だけではなく人間の健康の面からもおススメ出ません。

猫も夜は暗くして寝る習慣をつけることで慣れてきますので、電気をつける必要はないのです。

まとめ

猫は暗闇でも問題なく物を見ることができますので、猫の為といって夜に電気をつけっぱなしにしておくことはありません。

猫は夜行性の一面ももっていますので、どちらかといえば暗くしておいた方が良いのかもしれませんね。

実際、テトの「夜の運動会」は薄暗い中で開催されていますので暗闇でも見えていると思います。心配だからと電気を点けておくことはなかったかもしれませんね。

猫は自由気ままですが、自由だからこそ人間の生活習慣に合わせ、夜はしっかり寝る事を身につけさせた方が良いと感じました。

猫と快適な生活を送るために、夜は電気を消しましょう(*’ω’*)