猫と一緒に暮らすうえで注意したいのがトイレです。

家猫はもちろんですが、外猫なんかも気にしたいですよね。

特に野良猫を可愛がっている方は注意が必要だったりします。

猫のトイレ事情は匂いの点で問題になりやすく、お隣さんとのトラブルになる可能性もあったりします。

猫を飼うのであれば、トイレのマナーはキチンとしておきたいところですね。

そこで今回は猫のトイレのしつけについて見ていきます。野良猫やすでに成猫となった場合、トイレをしつけなおせるのか、責任を持つという意味でも重要ですよ。

猫のトイレのしつけ方法はどうするの?

猫のトイレですが、しつける為にはどのようにするべきなのでしょうか。

猫が自分でトイレができるようになるのが、生後3週間前後と言われていて、この時期にしっかりとトイレの方法を教えることでしっかりとしつけることができるといわれています。

実際に私が引き取ってきた子猫は生後2週間ほどでトイレを自分でするようになり、この時期にきちんとしつけることでちゃんとトイレで排泄をするようになりましたよ。

しかも、猫は犬とは違いトイレのしつけが簡単ですので、猫にもよるかもしれませんが、短期間でしつけることができます。

さて、トイレのしつけ方法ですが、難しいことはなく

1・猫がトイレのしぐさを見せたら、トイレへと連れていく

トイレのしつけにおいて重要なのが、猫がトイレをしたそうな行動を見せたら速やかにトイレへと連れていくことです。

私の経験上ですが、猫がトイレをしたくなったときによくする行動、「しきりに床のにおいを嗅ぐ」、「前足で何かを掘るしぐさをする」、「鳴きながら動き回る」などの行動をよく見かけます。

このような行動をしてるからといって確実にトイレというわけではないのですが、念のためトイレへと連れ行くようにしていました。

子の時、猫がトイレをしたいのであればトイレで排泄を行いますし、トイレでなくてもトイレの場所を教えるというしつけになります。

まずは猫の行動からトイレを感じ取り、トイレの場所を教えることがしつけの第一歩ではないでしょうか。

2・トイレ以外で排泄したら、その場所から匂いを消す

猫のトイレのしつけで注意したいのが、トイレ以外で排泄した場合です。

猫は一度トイレをすると、残っている匂いを頼りに同じ場所でトイレをするようになります。こうなってしまうと、トイレのしつけが難しくなってしまいますので、猫の排泄のにおいを完全に除去して、ここはトイレではないとしつけるようにしましょう。

以前、私も猫のトイレのしつけで失敗したことがありまして、一応トイレでするようになっていたのですが、何かのきっかけで別の場所でも排泄をしてしまい、トイレ以外で排泄する習慣がついたことがありました。

やはり匂いが猫のトイレの場所という位置決めの一つになっていると思われますので、トイレ以外で排泄した場合は速やかに匂いを除去し、きちんとトイレで排泄するしつけをしましょう。

猫のトイレのしつけについて、私はこの2つに気を付けています。

猫のトイレの前兆というかしぐさを見逃さず、排泄はトイレでする事をきちんとしつけ、猫が自らトイレに行くように接してあげることです。

また、猫がトイレ以外で排泄した場合は、そこがトイレと錯覚しないように匂いをきちんと消し、本来のトイレの場所を教えるようにします。

猫のトイレのしつけの方法は、私の実体験になりますが、トイレの場所をきちんと教えることだと考えます。

猫のトイレのしつけは野良猫でもできる?

野良猫がいつの間にか家に住み着き、飼おうと考えた場合、野良猫のトイレのしつけはできるのでしょうか?

なぜ野良猫の話題になるかと言えば、都会ではあまり実感がないかもしれませんが、田舎の方に行くと野良猫って結構多くいるんですよね。

そんな野良猫がいつのまにか家に住みついて飼ってみようかなと思うわけなのですが、野良猫のトイレのしつけはできるのか疑問だったりします。

そもそも、野良猫という事は外でトイレをしていますので、トイレが外のどこかにあるという事ですよね。この場合のトイレは家猫のようなしっかりしたトイレではなく、どこかの草むらや砂場などでしているという事です。

このような野良猫にトイレのしつけをする事はとても大変で、家猫としてしっかり根気よくしつけていかなければ、トイレのしつけは難しいと思います。

しかも外で生活していた野良猫は家という狭い空間ではストレスを感じることがありますので、トイレ以外でも根気が必要になってくるのではないでしょうか。

とはいえ、野良猫だったから家で飼うにしても、外猫のままでも・・・なんて考えは絶対にやめておくべきです。

何故なら、外で猫を飼うという事は、これまでのようにトイレは外でという事になるのでしょから、ご近所でも排泄をしている可能性が高まるという事です。

いくら野良猫だったといえど、住み着いて飼うとなれば行動範囲が限られてきてトイレも近くになる可能性がありますよね。また、野良猫と言い張ったとしても、はたから見れば飼い猫のように見えますので、もちろん責任が伴ってきます。そもそもの前提として、可愛がるだけではいけないという事ですね。

かわいそうだから餌だけでも・・・それは、一見優しいと思えるかもしれませんが、餌を与えるという事は排出されるものもあるという事です。

つまり、野良猫が住み着いた時点でトイレのしつけはしておかなければならないのです。

野良猫に限らず、責任をもって接するようにしたいですね。

猫のトイレのしつけを成猫からでも遅くない?

前項で野良猫のトイレのしつけに関してお伝えしてきましたが、成猫を譲り受けてからのトイレのしつけは遅くないのでしょうか?

結論から申し上げますと、環境によるとは思いますが、家猫にする場合であればトイレのしつけが可能ではないかと思われます。

野良猫が難しいのに成猫は何故可能なのかと、疑問に思われるかもしれませんが、その理由は環境にあると感じます。

環境、つまり家猫で飼うとなれば自然とトイレの場所って決まってきますよね。野良猫のように自由気ままに自然の中でトイレをするわけではありませんし、何よりも付きっきりでトイレのしつけをする事ができますよね。

成猫に限らず、環境が変わることでストレスを感じ、トイレを上手くできないかもしれません。しかし、時間はかかりますが丁寧に接することでトイレのしつけはできるのではないでしょうか。

猫のトイレのしつけ直しはできるの?

一度は上手くいったトイレのしつけですが、何かの理由をきっかけに粗相をするようになることがあります。

少量の粗相であればマーキングの可能性があり、自分の行動範囲の主張だったり発情期の現れだったりします。オス特有のこれらの粗相であれば去勢をする事で収まりますが、それでも収まらない場合は市販のマーキング防止スプレーなどを使用してみましょう。

また、これらの行動に当てはまらないような粗相の場合はトイレを使用することが極端に少なく、中には全くトイレを使用しなくなる場合もあります。

このようにトイレができなくなった猫のしつけ直しの対策としては、何故に猫がトイレで排泄をしなくなったのかを考えることが重要です。

トイレに使用している砂が猫に合わない、トイレの場所が悪い、トイレの砂の掃除が少ない、多くの猫を飼育しているのにトイレの数が少ないなど、猫のトイレ事情にそぐわない環境になっていないかよく確認しましょう。

特に猫のトイレの砂は微妙な変化でトイレをしなくなることがありますので、トイレのしつけ直しをする際に気にしたいポイントです。

猫のトイレのしつけ直しは状況により手法は異なりますが、どのような原因でトイレができなくなったかをキチンと把握することで、適切な対応ができますので、あきらめずにトイレのしつけ直しをしましょう。

決してトイレができないからといって、猫を叱ることはせずに優しく見守るのがコツですよ(*’ω’*)

猫のトイレのしつけ失敗・・・どうする?

ここまで猫のトイレのしつけについて見てきましたが、それでもしつけに失敗した場合どうしたらよいのでしょうか。

とはいえ、トイレの失敗のほとんどは上記でご紹介した事が原因となって粗相をしますので、しつけの失敗と悲観するのではなく、環境をきちんと整えてあげることが重要です。

猫も生き物ですので、トイレは敏感に感じるもの。

トイレのしつけに失敗したと感じたなら、現在の環境をもう一度改めてみるのがいいと思います。

しつけよりも環境が大事ではないかと私は思いますよ。

まとめ

猫のトイレのしつけについて見てきましたが、いかがだったでしょうか。

私は猫をこれまで5匹飼っていましたが、正直トイレのしつけについて悩むことは少なかったと思います。

そもそも、猫はトイレに関して優秀だと私は思っていて、きちんとした環境を整えてあげれば、時間がかかってもトイレで排泄をする習慣がついていました。

ただし、マーキングなどで家中が臭くなったことは経験していて、この時ばかりは頭を悩ませました。結局この時は赤ちゃんもいましたので、去勢という手段をとることでマーキングがなくなりました。

猫のトイレのしつけは根気よく環境を整え、懇切丁寧にお手伝いすることが成功の近道である、そう思います。