猫のおやつは健康に悪いのか?実際におやつを食べた愛猫から探る

猫も大好きおやつですが、実際のところ健康に害があったりするのでしょうか?

愛猫テトは子猫の時からおやつに目が無く、大好きなスティック状のおやつの梱包を見るだけで興奮していました。おやつだけあって食いつきがとても良く、夢中になって食べるんですよね。

ただ、おやつばかり食べていると健康に害があるのではと心配になります。

そこで猫にとっておやつは健康の害になるのか、実際に愛猫におやつをあげている私とテトからご紹介していきます。

猫のおやつは健康に害があるのか?

そもそもの話なのですが、実は猫におやつは必要ありません。主食であるキャットフードは総合栄養食といって、適量をキチンと与えていれば余分なおやつを食べる余裕はないのです。

つまり、おやつを猫にあげる必要はないということになります・・・が、おやつを一度でも猫に与えたことがある飼い主さんであれば、猫が嬉しそうに食べる姿が可愛くていらないと分かっていてもあげたくなるんですよね。

必要か不必要かは飼い主さん次第ということで、猫のおやつが健康に与える影響について見ていきましょう。

猫のおやつはかなり多くの種類が販売されていて、使われている原材料や添加物などが変わってきます。

猫に人間が食べている物を与えるのは良くないといいますが、食べ物というよりも使われている原材料や添加物に注意が必要なのではないでしょうか。

猫のおやつが健康に害があるかどうかは、使われている材料に注目するべきなのです。

・注意したい原材料とは?

猫のおやつで注意したい原材料ですが、気にしたいのが使用されている添加物です。添加物とは調味料、保存料、着色料など食品をよくするために使われているもので、一時期発がん性物質などで話題になったことがあります。

とはいえ、全ての添加物が悪いというわけではありません

添加物の役目として腐りやすい食品を長持ちさせるため、味や色の劣化を防止するため、独特の触感を保持するためなど豊かな食生活には欠かせないのです。

こうしてみると特に添加物は入っていても問題ないように思われますが、注意したいのが安全が疑問視されている添加物です。

ちょっと怖いかもしれませんが、安心してください。日本では2009年にペットフード安全法が施行され、愛玩動物用飼料の安全を守ることが義務化されていますので、法律に反するような原材料は使われていないのです。

では、「原材料に注意」とはなんの事なのか疑問ですよね。

実は現在使用されていて安全と言われている添加物の中には安全性が疑問視されているものがあるのです。また、ペットフード安全法で合法となっていても首をかしげたくなるものがあるのです。

・ミートミール

ミートミールは様々な哺乳類の肉や組織(血、毛、皮などを除く)をレンダリングして乾燥させ粉末状にした原料になります。

レンダリングとは材料から余計な成分を取り除くことを指し、材料に熱と圧力を加えて水分と脂肪分を除去します。レンダリングする事で材料から主にタンパク質とミネラルだけを抽出することができるそうです。

これだけではミートミールに注意したいとは言えませんが、実はミートミールには質の差があるそうなのです。

ミートミールの中には肉だけではなく骨も材料として使われている「ミートボーンミール(肉骨粉)」、肉類の様々な副産物を使用している「副産物(バイプロダクツ)ミール」と怪しいミールも存在するのです。

これらのミールは原材料に何が使用されているのかを消費者が完全に把握することは困難です。原材料によては危険な成分が含まれている可能性も噂されていますので、極力避けた方が猫ちゃんには安全だと思います。

原材料にミールを使用している場合は副産物や○○等などの記載があるものを避け、「チキンミール」「ビーフミール」などはっきりと明記している事を確認しましょう。

・添加物

添加物は加工食品をおいしく保つために必要な材料ですが、中には注意しておきたい添加物もあります。

その中でも特に注意したい添加物をご紹介していきます。

・BHA・・・酸化防止目的で使用される脂溶性の有機化合物。発がん性が疑われている合成添加物ですが、使用される量を厳格に守ることで影響は極小になるといわれています。

・BHT・・・食品の参加を抑制する為に用いられる抗酸化剤として使用される食品添加物です。発がん性は認められないものの、遺伝子情報への変化があるのではないかとの疑いがありアメリカでは稚児への使用が禁止されています。また、催奇形性の疑いもあるため極力避けたい物質になります。

・亜硝酸ナトリウム・・・発がん性物質がある事が分かっている添加物ですが、一日の摂取量がADI(一日摂取許容量)を超えなければ問題ないと言われています。しかし、2014年前後の日本ではキャットフードの一部で相当の亜硝酸ナトリウムが使用されていたことがあり、2015年のペットフード安全法で使用量が規制されています。

・着色料・・・着色料はその名の通り食品に鮮やかな色彩をつけるために用いられる添加物で猫にとっては不必要なものだと思います。赤色2号や青色1号など着色料によっては猫とって有害なものがありますので極力・・・そもそも猫にとって着色料は必要ありませんので使用していないおやつを選ぶようにしましょう。

猫のおやつで健康に配慮したのってある?

猫のおやつが健康に悪いのかを原材料から見てきましたが、普通に市販されているおやつには添加物がてんこ盛りで健康に配慮しているとは言い難いですよね。

きちんと調べてみると添加物自体がすべて健康に害があるわけではなく、使用限度を守っていれば添加物を使用している方がより安全な場合があるのです。

しかし、だからといって添加物てんこ盛りのおやつを愛猫に与えたいと考える飼い主さんはいないはずです。

そこでおすすめしたいのが、合成添加物を極力使用していない安心できるおやつです。

例をあげますと、レティシアンの「モグリッチ」は人口調味料、保存料、香料、着色料を使用していない猫の健康を第一に考えたおやつで、穀物不使用(グレインフリー)でもある事からアレルギーへの配慮もされている安心できるおやつです。

また、使用されていお肉はヒューマングレードの安全なもので、人間が安心して食べられる基準お肉を使用しています。

さらに塩分が0.08%とかなり低水準になっていますので、塩分過多になりやすい猫ちゃんでも食べられるおやつになっています。

猫のおやつで健康に配慮しているかは原材料をチェックして、できるだけシンプルな材料だけで作られている物を選ぶのがいいと思います。

保存料や酸化防止剤などの使用は避けられませんが、見える素材をしっかり使っているのであれば健康に配慮できていると判断しても良いと思います。

愛猫テトもおやつが大好きですので、この辺りは結構気を使って選んでいますよ。

まとめ

猫のおやつは健康に害があるのかを見てきましたが、本当に気を付けたいのであれば、総合栄養食であるキャットフードだけを与えるのが安全かもしれません。

しかし、猫のおやつは飼い主にとっても至高の存在・・・愛猫と一緒に戯れるひと時って必要ですよね(*’ω’*)

そこで、選びたいのが素材にこだわった安全なおやつです。

これは飼い主が原材料をきちんと見極めることで達成されますので、まずは知識をつけ愛猫の健康を考えたおやつを与えるようにしたいですよね。

愛猫が幸せそうにおやつを楽しむ時・・・飼い主にとっても素晴らしい時間になると思いますので、おやつで健康を害せぬように原材料には気を付けたいですね。

私もテトのおやつは安心できるもので楽しみたいです。