猫を飼うのは簡単ですが、飼った後に「こんなはずじゃぁ」と後悔してはいけません。
猫を飼うという事は受け入れてから最後まで面倒を見るという事です。
言葉は通じませんし、夜に暴れますし、トイレは掃除しなければいけません。病気になったら最優先で動物病院へ行くのは当然ですし、猫を置いてけぼりで旅行なんてもってのほかです。
可愛いだけで猫を飼うと後悔することになるかもしれません。
しかし、猫はが可愛いのは事実。とても手がかかりますが、それ以上に得るものも大きいと私は思っています。
そこで、これまで猫とともに暮らしてきている私の経験をもとに、猫を飼う事で後悔しない心構えをお伝えしていきます。
後悔しない猫を飼うときの心構え
猫は生き物です。
現在、私はミックスの雄猫「テト」を飼っています。もちろん何があっても最後まで面倒をきっちり見る覚悟を決めていますよ。
「猫を飼うだけでそこまで覚悟がいるの?」
このように思われた方、厳しくなりますが猫を飼う事について甘く考えていると思います。
猫は自由気ままに見えて、実は手がかかるのです。
実際に猫を飼っている私が考える、猫を飼うための心構えをご紹介します。
・猫を最優先で考える
猫を飼うのであれば、猫の事を最優先で考えましょう。
猫の餌や水は切らさず新鮮なものを要しなければなりませんし、トイレは毎回の清掃が必要です。
猫の様子がおかしければ迅速に動物病院で診てもらわなければいけませんし、旅行などで数日お留守番なんてさせることはできません。
猫が「夜の運動家」を開催しても落ち着くまで見守るのは当たり前、猫が飽きるまで遊んであげるのも必然です。
何よりも猫を優先できる、そんな方でなければ猫を最後まで笑って面倒見ることができないと思います。
・猫を怒らない
猫はいたずらっ子です。
好奇心旺盛で何でもおもちゃにして遊びます。電気の延長コードをかじったり、炊飯器をひっくり返したりします。危なくてついつい声をあげて起こりそうになりますが駄目です。
甘噛みとと称してガシガシ噛んできます。手に歯型がくっきりとつきます。
痛いですよ( ;∀;)
猫を怒っても良い印象を与える事はありませんし、猫にとっては意味が分からない事ですので、怒っても駄目なのです。
・猫を最後まで面倒を見る
猫は生き物ですので、当然病気にもかかります。
中にはほとんど病気にならずに元気に過ごす猫もいますが、それは運がいいだけで、病気のリスクがなくなることはありません。
子猫の時は活発でとても可愛いのですが、老猫になると痴呆症を発症したり重い病気を患う事があり、介護が必要になることがあります。
このようになると、トイレ以外で粗相したり付きっきりで介護をしなければならなくなります。
もちろん、猫の病気は老猫だけの問題ではなく、ペットショップで購入してすぐかかる子もいます。
だからといって見捨てるのは言語道断、責任をもってください。
猫にすべてをささげる覚悟があるか、猫を飼う前に一度考えてみてください。
猫を飼うんじゃなかった・・・トラブル
理想と現実は違うものです。
猫は確かに可愛いのですが、実際に狩ってみて猫によるトラブルに遭遇して最悪猫を飼うんじゃなかったと思ってしまう方も実際にいます。
ここでは私が実際に遭遇した猫によるトラブルを元にご紹介します。あくまで私の経験ですので、必ず起こるわけではありませが、このようなトラブルがあるという事を知ってください。
・布団に粗相される
これはなかなか大変です。
猫のおしっこ、特にスプレー行動のにおいは独特な臭気がしますので、一度布団に粗相をしてしまうとかなりのにおいがします。
以前飼っていた猫がストレスからなのか、ある日を境に布団に粗相を頻繁にするようになった事があります。
においはキツく、消臭スプレーなどでは簡単に取れないんですよね。大型のコインランドリーで洗っても再度粗相をされますし、大体仕事から帰ってきてから発覚しますので、本当に困りました。
この時は家に一人でお留守番させていたのが原因だったのと、去勢手術をしていなかったのが原因だったようで、去勢手術後はどうにかおさまりました。
また、猫は砂にトイレをする習性があるそうで、布団の素材がカサカサしていてどことなく砂に似ていると粗相をされやすいそうです。
笑って許すとはいっても、さすがに何度も布団に粗相をされると泣きたくなります。
・大きな病気をして辛い思いをする
猫を完全室内飼いしていると病気のリスクは大きく減りますが、外飼いも併用していると病気のリスクが高くなります。
私も以前飼っていた猫が猫エイズに感染してしまい、闘病の末に若くして亡くなった経験があります。
病気が発覚した時にはすでに手遅れで、何度も病院に通ったのですが残念ながら元気になることはありませんでした。
猫が大きな病気になると辛い思いをします。病気になってから外飼いしなければと後悔しても後の祭りでした。
また、通院費はもちろんですが、入院となると結構な医療費がかかりますので、その点も考慮する必要があります。
猫を飼うと辛い思いをする事があります。
・家を長期にわたって留守にできない
このトラブルは私は経験がないのですが、周りの猫好きの方から耳にするトラブルです。
普段、仕事で半日ほど家を空けるのは問題なのですが、旅行などで2.3日空けると、猫が豹変したように暴れ家の中をめちゃくちゃにする事があるそうです。
餌はひっくり返され、トイレ以外で粗相をし、挙句には脱走することもあるそうです。
これは、飼い主が不在で猫が満足いく生活ができないため、相当なストレスを感じ起こすトラブルだと思います。
だからといってペットホテルなどに預けると、別のストレスを感じてトイレができなくなったり、凶暴になったりする事があるそうです。
以前飼っていた猫は外飼いをしていたので、近所の知り合いに猫を頼んでいました。そのため、このようなトラブルは回避できました。
一人暮らしで猫を飼うと本当に旅行などには行けなくなると覚悟してください。
私も今回はマンションで完全室内飼いをしていますので、旅行はあきらめています。
・これはトラブルじゃないです
猫を飼う時に起こるトラブルをご紹介しましたが、実は猫を飼うともっといろいろな事が起こります。
始めて猫を飼うのであれば、知らないとトラブルと感じるかもしれません。しかし、ここでご紹介するのは猫を飼う事で起こるトラブルとは言えない、当たり前の事ですので覚悟してください。
・臭い
猫のトイレは室内にありますので臭いです。お金に余裕があれば高性能の脱臭装置を購入して対策できますが、お金をかけられないのであれば我慢するしかありません。
ただ、猫のトイレ掃除は日課になりますので、数日で慣れます。
・痛い
猫によっては甘噛みが強烈だったり、凶暴な性格でじゃれついてくる子もいます。
歯型がついて痛いです。
・うるさい
猫は夜に行動することがあり、「夜の運動会」が開催されます。
テトの場合ですが、夜中の1時くらいから1時間程度激しい動きであちこち暴れまわり、ベッドの上で狂喜乱舞します。寝られません・・・
まどろみながら見守りましょう。
まだまだありますが、このような些細なことをトラブルと感じてはいけません。
猫を飼うのであれば、覚悟と慣れが必要です(*^^*)
猫を飼うと幸せな気持ちになる
ここまで、猫を飼うための覚悟やトラブルについてご紹介してきましたが、もちろんそれ以上に幸せな気持ちになれます。
確かに猫を飼っていると毎日のお世話がありますし、猫にトラブルがあれば辛い思いをします。
しかし、それらを乗り越えることで猫に癒され幸せな気持ちになれるのです。
・猫に起こしてもらる
猫はなかなか早起きです。
一緒に寝ていると朝早く毛づくろいをして時間をつぶしているのですが、時間がたつと私の顔に前足をポンとのせ起こしてくれます。
愛らしい表情で「起きて」と訴えている猫に幸せな気持ちになります。
朝からやる気が出る瞬間です。
・甘えてきて癒される
パソコンで作業をしていると、おもむろに猫が近づいてきてゴロゴロと泣き出します。
マウスを操作している手に甘えてきて、しまいにはパソコンの上にドンと居座ります。
作業ができなくなるのですが、猫が自ら甘えに来た時のうれしい気持ちは想像以上です(*^^*)
・とにかく可愛い
猫を飼う大きな理由は可愛いからですよね。
当たり前の事ですが、可愛い事が最大の幸せを感じます。
遊んでいる時、一緒に寝ている時、ご飯を食べている時、爪を切っている時、お風呂に入れた時、様々なシチュエーションで猫に癒されるはずです。
やはり、最大の魅力は猫のかわいらしさにあるのかもしれません。
まとめ
猫を飼う事で後悔しないように、私の経験をもとにご紹介してきましたが、覚悟は決まったでしょうか。
ただ、猫によって性格はバラバラですので、一概にこうだと断定できませんが、猫を飼うのであれば最後までどんなことがあっても面倒を見る覚悟をして下さい。
猫の種類によっては飼いやすい種類もいますので、飼う前にリサーチしておくのは必定です。
猫にはすべてを許せる魅力がある、そう私は思います。